ビックリして顔を上げてみると、皐月と視線が絡み合う。 __……ドキン、ドキン 逸らしたいのに、逸らせない。 熱っぽい綺麗な瞳に吸い込まれそう。 「……永遠、」 低く掠れた声で呼ぶから、心臓の音がもっと速くなる。 ……皐月のこと意識してるの、バレそう。 ……ドキドキの音、皐月に聞かれそう。 恥ずかしくなって、目をぎゅっと固く瞑ると、 「…なに?期待してんの?」 と。