「なら…俺が教えてやろうか?」 ヒョイっと自分の机の上に乗りながら、前触れもなくそんな提案をしてくる。 「………は?いや別にいい。自分でなんとか出来るし」 嘘つけ。なんとかならないから、困ってるんじゃないか。と、心の中で一人ツッコミをして虚しくなる。 「ふーん。赤点とったら夏休みの半分なくなるのになー。永遠ちゃんは、夏休みいらないんだー」 ふぬぬぬ……!痛いところをついてきやがった。