「何女が遠慮してんだよ。
どっちにせよ、女1人で、こんな時間に繁華街出歩いたら危ねえぞ」
「……うん。ありがとう」
「行くぞ」
夏見と並んで、夜の、華のように賑やかな繁華街を歩く。
夏見と歩く繁華街から駅までの道のりは、すげぇ短く感じて。
気付けば駅に着き、電車に乗り、夏見の家の最寄り駅に着いていた。
夏見の家は、最寄り駅から10分ぐらい歩いた場所にある。
そんな10分の道のりも、夏見と歩けばかなり短く感じてしまい、あっという間に夏見の家の前。
「たっちゃん、ホントにありがと」
夏見が門の前でニコッと笑う。
「ああ。……じゃあ、またな」
そう言い、夏見から背を向けた時、


