鈍感さんに恋をした。



呼吸が段々と荒くなっていく夏見を見て、俺はそう言った。


「大丈夫...
私…… たっちゃんなら…
むしろ、嬉しい……っ」


荒く息をしながら、夏見は微笑んだ。


そんな、夏見の表情に、少し胸がドキッとした。


夏見って...こんなに大人びた顔をしていたっけ?


なんで俺… 夏見に動揺してんだ?


お互いなんとも思ってなくて、ただ単に遊び相手に過ぎなかった筈なのに……。


俺は夏見に激しくキスをしながらも、頭の中はモヤモヤしてた。



「たっちゃん。今日はありがとね?」


夏見と一緒にラブホを出た頃には、外はもうすっかり暗くなっていた。


「夏見、送る」


「ありがとう。
でも、平気だよ」