鈍感さんに恋をした。



学校から歩いて10分ほどの場所の駅から電車に乗り、3駅目で下車。


駅を出ると、繁華街が広がっていた。


「たっちゃんと繁華街とか、よく行ったよね~!」


「…ああ」


俺と夏見は、女遊びの為の1本の連絡をきっかけに、よく会うようになった。


だから、この繁華街も、夏見と何度も来た事がある。


繁華街を歩いていると、沢山の学校サボりの制服姿が目に映る。


仲良くなったのも、この中に多分いるであろう。


そして、繁華街のわりと外れの方に、ラブホは健在している。


俺は、夏見の分も一緒に会計を済ませ、奥の方の個室に2人で入った。


「たっちゃん、払わせてごめんね」


個室に入った所で、夏見は申し訳なさそうに言った。