鈍感さんに恋をした。



狙、われてる?


「楓。あたし、中村くんに狙われてるってまさか...
中村くんって、暴走族か何かなの?」


「はぁ?!」


楓がすっとんきょうな声をあげた。


え...なんかあたし、また変な事言っちゃったのかな!?


「あん……っ!?」


「楓、落ち着いて!
莉愛の鈍感さを、受け入れるって言ったでしょ?」


「あ...そ……か。
…ごめん、莉愛」


楓が麻琴に解放された口を開き、あたしに謝って来た。


「あっ、あっ、あたしこそ...
鈍感で、ごめんなさい」


楓だけが悪い訳じゃないし、無神経なあたしも悪いから、謝っておいた。


「莉愛は何も悪くないよ」


楓は、笑いながらそう言ってくれた。