鈍感さんに恋をした。



「……楓。ゲーセン、行こ?」


麻琴の言葉を聞いた楓の顔が、パアッと明るくなった。


「やった!早く行こ行こっ」


「はいはい」


あたしと麻琴の腕を楓が引っ張って、体育館の中に入った。


体育館の中は、ゲーセンの中みたいに大音量に様々なBGMが流れていた。


このゲーセンは、3年生のクラスが2クラス合同でやっていて、かなり大規模。


UFOキャッチャーやおみくじ、マ○オカートなどのカーレース系の対戦ゲームもあって、意外と長い間楽しめる。


特に、対戦ゲームの場所には人だかりが出来ていて、楓がやりたいと言ったから、散々順番待ちしていた。


やっと順番が回って来ても、原則として連続使用は出来ないから、1回のみ。