鈍感さんに恋をした。



…そうだ、そうだった。


「『あ』って……… 莉愛まさか、忘れてたの~?」


へへっと笑って頷くあたしに、麻琴が「ひど~い」と言いながら笑った。


「でもまあ………ありがとね」


昔からの2人の友情には、本当に何回でも感謝したくなる。


「ありがとうも何も、あたしらは中学の時の約束守っただけだし」


「そうそう」


楓も麻琴も、彼氏が出来てからも、相変わらずあたし優先に考えてくれる。


そんな麻琴や楓と、仲良く話しながら、色々回って行く。


「ねえねえ、体育館でやってる大型ゲームセンター、面白そうじゃない?」


そう言い出したのは、楓だった。


楓、ゲーセン好きだもんなぁ…。


あたしと麻琴は、顔を見合わせて、頷き合った。