他の教室からも、午後組と思われる人達がぞろぞろと出て来た。
そして、あたしのクラスの人達が校舎から出た時だった。
『只今より、第32回青葉台高校文化祭を開催したいと思います』
そんな校内放送が流れ、ついに、文化祭が始まった。
校内は、あっという間に沢山の人で溢れ返った。
そんな中あたしは、麻琴と楓と一緒に回る事になっていた。
……に、しても。
「麻琴も楓も、本当に良かったの?」
「ん?何が?」
「いやだって…… やっぱり、るうセンパイや颯斗センパイと、回りたかったんじゃないの?」
やっぱり文化祭と言ったら、彼氏と回りたいよね。
それなのに、るうセンパイと颯斗センパイの誘いを断ってまで、あたしと回ってくれてるなんて...


