鈍感さんに恋をした。



夏見は、すぐに出て来てくれた。


「たっちゃん、いらっしゃい…
なんか息切れてるけど、大丈夫?」


「うん...ここまで、走って来た」


「そっか。……んじゃ、どーぞ」


夏見に促され、俺は早速、夏見の部屋に入った。


相変わらず、綺麗に片付いている。


水色と白で統一された、スッキリした可愛らしい部屋だ。


夏見が、ジュースとお菓子を持って部屋に入って来た。


テーブルの上にトレイを置くと、俺の隣に座った。


「たっちゃん、今日は、いきなりどうしたの?」


夏見が不思議そうに聞いて来た。


「なんか夏見に会いたくなった」


「あはは、何それ。
…だけど、嬉しいな」


夏見は俺の体に抱き着いて来た。