「美月さんっていつも俺達の部活動が終わった頃に来てるよね?たまに見かけてたんだ」
「....あっ、そ、そうですね....」
一瞬悲しそうな顔をしたことを俺は触れなかった
何か大事な理由があってここに来ていたんだってことは知っていたから
知っていたと言うか、感じていた
いつか、話してくれる日が来るといいな.....
そんな淡い期待を抱いた
「.....あのっ.....」
「ん?」
彼女が不意に大きな声を出すもので、少し驚いた
「....えっと、....また!......また、来ても良いですか?....」
顔を赤くしながらそう言う彼女は
とても愛らしくて
俺はすぐ返事をしていた
「もちろん、いつでも来てよ、待ってるからさ」
この頃にはもう、彼女が好きだった



