生徒だけど寮母やります!2


クラスで自分たちと距離を取りたがった景


そんな彼女に、ライと結斗は


ここは寮じゃないと

クラスでの関係は友達だと


手を差し伸べた



これはその通りだ


同じ教室で授業をうけているのに友達であってはならないなんて、そんなはずない



けれど



恋人は?



これは________


「ライ」



考えているうちに、男子寮Bの近くまで歩いてきていたらしい


ライは丁度考えていた本人の声に顔を上げると、スニーカーの音を立て小走りで近寄ってくる彼女を硬い表情で見つめた


「ありがとうね、爽馬用に男子寮Aまで買いに行ってくれたって聞いたよ」

「あ、あぁ」


つる下げたレジ袋に視線を落としてから、再び顔を上げる


景の表情は穏やかで

色々なものを背負う、その身体が小さくて



「重そう」

「リュック?そんなことないよ。教科書でかさばってるけど、女子寮すぐだし」


余裕と笑うその頬に手を当てると、小さな身体はびくりと反応した



「ライ?」


「悪い、俺のわがままだって思って聞いて」


「え?」


驚いたように開かれた瞳に吸い込まれそうだと感じながら


ライは優しく微笑んだ


「景のこと、全部終わったら改めて自分の気持ち言って、恋人にしたいと思ってた」

「う、ん.....」

「けどやめた」