景が市河が女子生徒になっている理由を思いつき口にすると、美少女は目を細め眉根を寄せて首を縦に振る
「1組の奴らに連れてかれて、俺は海賊衣装を着るつもりが騙されて女子にされて.....。みんなからカメラ向けられて最悪で、全力で逃げてきたってわけ」
なるほど.....
身長はそのままだし恐らく体力も変わってないだろうから、逃げ足は速いんだろうなぁ.....
混乱しながら廊下を駆け抜ける美少女を想像して、景は思わず笑いをこぼした
「それで1組の人たちに見つからないように、ここ(廃墟)に入ろうとしたわけだ?」
「そー。だから取り敢えずは撒けたけど、何も言わずに手ぇ引っ張って連れてきてたりして悪い」
景は頭上に垂れる蔓らしきものをくぐり抜けながら、繰り返される謝罪に首を振る
「いいよ、でも後で写真撮らせてね」
同じく頭上に蔓延している蔓に細心の注意を払って歩いていた市河は、思わぬ発言に「嘘だろ?」と高速で景を見た
「私、お化け屋敷とかもそんなに得意なタイプじゃないし、スプラッタはもっと得意じゃないんだよねー」
「あ、うん、撮ろう一緒に撮ろう」
暗い部屋の中、2人の上靴が床を叩く足音が響く
「.....え?私が撮るんだよ」
写真はツーショットではない
自分1人が写るのだと理解した市河が言葉を失っているのを横目に
「なぜかJKがよくやる中指と人差し指でハート作るやつやって欲しいな」
と笑いをこらえたように景がねだった
「えーー」
「だって日向超可愛いんだもん。もともとカッコいいから、女子になっても美人なんだね」
「えー.....え?」
この流れでさらりと褒められ、市河は表情を固める
あまりに躊躇なく自分をカッコいいと言った景を見て、なぜ男子寮Bで毎日あれだけ整った顔面に囲まれてもなお、平々凡々な自分の容姿を褒めることが出来るのかなどと考えずにはいられなかった
かっこいいって言った?
この子今俺の事カッコいいって言った.....?
「日向ちゃんと頭上見て歩いてよ」
「はい、すみません」
褒めた時とは打って変わって鋭い口調で景がたしなめたその時
バタンバタンバタンッ!!
景側の通路の壁から大きな音がして、「ひぃぃぃぃ」と間抜けな声を上げながら景は市河の腕にしがみついた
市河も、面を食らって音の出た方を見る
コケや蔓、蔦、汚れのせいで気が付かなったがそこには立て付けの悪そうな扉があり、かなりの速さで荒い開閉を繰り返していた
「1組の奴らに連れてかれて、俺は海賊衣装を着るつもりが騙されて女子にされて.....。みんなからカメラ向けられて最悪で、全力で逃げてきたってわけ」
なるほど.....
身長はそのままだし恐らく体力も変わってないだろうから、逃げ足は速いんだろうなぁ.....
混乱しながら廊下を駆け抜ける美少女を想像して、景は思わず笑いをこぼした
「それで1組の人たちに見つからないように、ここ(廃墟)に入ろうとしたわけだ?」
「そー。だから取り敢えずは撒けたけど、何も言わずに手ぇ引っ張って連れてきてたりして悪い」
景は頭上に垂れる蔓らしきものをくぐり抜けながら、繰り返される謝罪に首を振る
「いいよ、でも後で写真撮らせてね」
同じく頭上に蔓延している蔓に細心の注意を払って歩いていた市河は、思わぬ発言に「嘘だろ?」と高速で景を見た
「私、お化け屋敷とかもそんなに得意なタイプじゃないし、スプラッタはもっと得意じゃないんだよねー」
「あ、うん、撮ろう一緒に撮ろう」
暗い部屋の中、2人の上靴が床を叩く足音が響く
「.....え?私が撮るんだよ」
写真はツーショットではない
自分1人が写るのだと理解した市河が言葉を失っているのを横目に
「なぜかJKがよくやる中指と人差し指でハート作るやつやって欲しいな」
と笑いをこらえたように景がねだった
「えーー」
「だって日向超可愛いんだもん。もともとカッコいいから、女子になっても美人なんだね」
「えー.....え?」
この流れでさらりと褒められ、市河は表情を固める
あまりに躊躇なく自分をカッコいいと言った景を見て、なぜ男子寮Bで毎日あれだけ整った顔面に囲まれてもなお、平々凡々な自分の容姿を褒めることが出来るのかなどと考えずにはいられなかった
かっこいいって言った?
この子今俺の事カッコいいって言った.....?
「日向ちゃんと頭上見て歩いてよ」
「はい、すみません」
褒めた時とは打って変わって鋭い口調で景がたしなめたその時
バタンバタンバタンッ!!
景側の通路の壁から大きな音がして、「ひぃぃぃぃ」と間抜けな声を上げながら景は市河の腕にしがみついた
市河も、面を食らって音の出た方を見る
コケや蔓、蔦、汚れのせいで気が付かなったがそこには立て付けの悪そうな扉があり、かなりの速さで荒い開閉を繰り返していた



