「俺たち国民が頼れる法律家っていえば、弁護士だよね。
爽馬の事を考えると、やっぱり未成年が___しかも何人も___犯罪に関与するなんて絶対におかしいから、誰か裏で大人や組織が動かしてるって考えるのが普通でしょ?
もしかしたらそこを、弁護士を使って訴えることが出来無くもないんじゃないかって思ったんだ」
弁護士を使って.....
訴える.....?
「.....難しい事を言いますネ」
天才ルークでさえも何か考える様な顔をする
数秒みんなして黙り込むと、離れてイスに座って聞いていたらしいマナが
「無理よ無理よ」
と手をヒラヒラ振った
「普通なら爽馬君たちは犯罪して今頃牢屋の中だろうけど、実際そうじゃないのは、魔術妖術関連の事件に普通の警察は関与せず、‘‘普通の法律’’は私たちには適用されないから。
何故かって、それはただの警察は魔術妖術なんてファンダジーな概念の存在を知らないし、知られるのもまたタブーだからよ。
それは弁護士だって同じ。ただの高校生が法テラスにでも『妖狐の同級生が犯罪に関与させられてる』なんて相談してみなさい。頭がおかしいとでも思われて、せいぜいカウンセラーを紹介されるぐらいだわ」
マナが先生らしく説明をすると
市河が生徒らしく質問を返した
「でも先生、魔術使い、妖術使いの人たちで構成された特別警察ならあります。
日本の警察みたいに全国に強力な組織を張ってるわけじゃないから、捜査はかなり難航するかもしれないけど、きっと今だって爽馬たち犯罪組織が何者なのか、どこにいるのか捜索してるはずです」
それに千加も付け加える
「弁護士も然り、でしょ。魔術使い、妖術使いの弁護士は少数だけどいるよ?現代は、魔術妖術に適応された法律も作られるようになってきたし」



