「道端だけど、何してんの?」
高速で自分のお腹周りに指を動かし這わせてくる景に、ライは若干ビビりながら尋ねる
景はそう言われてハタと手を止めると
「いや、こしょこしょなら反応するのかなと。ねぇ意外と効いてるでしょ?」
と真剣な顔つきで彼に尋ねた
「お前..........」
ライはくすぐったい訳ではなかったが、笑いを混じらせた声で言い、景を見下ろす
「そゆわけ」
彼女は再び手を動かすと
「でもライのお腹周り硬くてちょっとビックリした」
と、素直な感想を述べた
「男の腹筋なんてそんなもんだろ.....そうじゃなくて」
「あんなに食べてるのに.....ずるいな」
ライは心底落胆する景に一言、「何言ってんだ」とぼやく
そして仕方のない子供を見るような目で彼女を見ると
「俺はやられたらやり返す主義だから自業自得だと思えよ」
「え」
そう言って彼女をまたもお姫様抱っこで持ち上げると、スタスタと歩みを進めはじめた



