生徒だけど寮母やります!2



うわ.....


抱きとめたのも一瞬


彼はするりと体を横にずらすと、景の左に並び手を取って歩き出す


「俺は女じゃねぇからグダクダ永遠ループの会話に悦びもクソも感じねぇけど、まー今回は付き合ってやるよ」


女の会話に対してなんとも酷い言いようだ


景は

「うわ.....ライだねー」

と嫌味をこめて言う


そして、隣を歩く背の高い彼を見上げ、溜めていた息を吐き出した


「すーーぐ女子の会話がスカスカみたいな言い方する」


「いや、スッカスカ。波屋とか斎藤見ろよ。30分掛けて喋ってる内容のクソ薄い話、3分でまとまる」


「あ、チクろう!」



あの二人を敵に回したらご存知の通り怖いから.....!


二人ともライのビジュアルにはかなり弱いけど.....!


景は少し残念な仲の良い友達と先生の顔を思い浮かべると、何か思いついたように

「あ」

とライの顔を見た


「なに」


「私この前斎藤先生の魔術見ちゃった」


「内容が薄いってそういうとこな」


景に対して人差し指を突き出して、真顔で指摘するライ


相変わらず乗ってこない上に斎藤ディスが激しい


.....こいつー

景は努めて笑顔を保ったまま、あぁそうですかと頷いた


「女子は会話の内容が薄い?じゃあライは反応が薄い。なにしたら.....なにに反応してくれるんだろ?」


歩きながらライの顔を覗き込んで首をかしげると、ライは少しウッと体を引く


かなり景にまじまじと見つめられて、苦笑して口を開きかけた時


「えい」


景は彼と繋いでいた片手を離して真顔でライの腰を掴むと、そのお腹をくすぐり出した