まぁ、それもあるのだが.....
とりあえずこの目の前のスポーツ系男子(?)が占い師であるということに、意外性を感じずにはいられない
どんな占いをするんだろう.....
そんな疑問が景の顔に書いてあったのだろう
続けて説明してくれたのは意外にも、同じく妖術科の千加だった
「命術、卜術、相術。占いはこの3つに分類できるんだけどー.....。
例えば星座とか、誕生日とか。その人のデータで占うのが命術。
風水とか手相は相術。
で、タロット占いとか、水晶占いとか、インスピレーションを要するのが、この人が言う卜術」
「なるほど」
簡潔な分かりやすい説明に、結斗ら魔術科のメンバーも理解を示す
「なんか一番難しそうだね.....!説明、ありがとう」
景が礼を言うと、千加は「いーえ」とニャッと笑った
「そういうことっす」
でも、占いかぁ.....
「なんか占ってもらいたいなぁ」
思わず心の声を吐露する景に、弥隼は笑って
「寮母さんが興味もってくれたんなら、あとで何か占いましょう」
と提案してくれた
「わぁ.....ありがとう!」
そんなこんなで景が満足げに笑ったところで、自己紹介は最後
モデルのようなハーフ男子へとバトンが渡った
「魔術科、藤樫ルーク。ドラゴン.....竜です」
ド.....トラゴン.....
結構なインパクトのあるセリフをさらりと言う彼に誰もがぽかんと口を開ける中
口を開いたのはライだった



