この状況下
冷静に考えてみると最も頼れる戦力は電流を主とするライの魔法である
以前狐から麻依を取り戻した際は、ライと爽馬の連携プレイが役立っただけにこの状況は苦い
結斗が爽馬の精気を吸うという手もあるが、時間をかけれるかどうかが問題だ
そこを瞬時に判断したライは、大木の木の枝をジャンプして掴むと、そのまま自分の体重でバキっと折り、着地する前に爽馬目掛けて投げつけた
「っっらあああっ!!」
いつのまにやらライの折った枝はバチバチと電流を孕み、それが爽馬まで達した時に勢いよく金色に光る
バチバチィィッ!!
「..........っ!!」
爽馬が僅かに感電したのか、彼は顔をゆがめて反応を鈍らせた
「悪いな爽馬、ただ、喧嘩売ってきたのはそっちだからな」
ライはそう言いながら咲夜のもとまで下がる
「お疲れ」
そんな二人のもとに、市河が回ってきてボソリと呟いた
「3秒後、結斗へ放火」
瞬時にライは上空へと飛び上がり、咲夜は一旦木綿姿になると結斗の方へ飛んでいく
いっちー.....相手の思考まで読み取れんのか.....
ライがそう思いながら爽馬の、主に右手を目掛けて電流を放った頃には、咲夜が結斗を自身でグルグルと巻き取って避難させていた



