生徒だけど寮母やります!2

ドテッ


派手に転んだわけではなかったが

膝小僧と手のひらに感じる鈍痛


とっさに離したブラシとバケツは景の横に音を立てて転がった

「痛ぁ.....」

ジャバッ、という水の音が聞こえ、ライがこちらに駆け寄ってくるのがわかる


え.....

浴槽から、出てきた?

「待って!ちょっと待って!」

立ち上がろうと思っていた景はその姿勢のまま、床を見ながらそう叫んだ


「は.....?」

「み、.....見えちゃうから!出てこなくて大丈夫だから!」


しかしその忠告を無視してこちらへと近づいているのか、後ろからは足音が聞こえてくる

う、嘘.....!?


「き、聞いてた!?ねぇ聞いてた!?」


景は気配から、彼が自分の後ろに来たことを悟る

ライはそのまましゃがむと、濡れた手で景の肩を抱いて


「見えちゃうって.....何が?」

と耳元で囁いた