あぁもうだめだ…って 諦めかけたそのとき 助けてくれたのが美神くんだった。 フード深く被ってて顔がよく見えなかったから 完璧に「美神くん!」とは言いきれないけど フードからチラリと見えた髪は黒だったし 履いていたズボンは、同じ中学のジャージだったし なにより、夏休み明けに学校ですれ違ったとき 助けてくれた人と同じ香りがしたんだ