だからあまりにも腹が立って、黒瀧くんが手を出す前に私が殴ってやった。
履いてたハイヒールのパンプスで。
「…い…い…いってぇぇ〜っ!!
何すんだこのクソアマ!!」
「うるさい…!!クソはあんたでしょ!!
このセクハラナルシスト野郎!!
親のスネかじりの分際で調子乗ってんじゃないわよ!!
二度と私の前に現れないでっ…!!
帰って!!」
「…っ、」
「……」
黒瀧くんもそれを見て唖然。
祐二くんも返す言葉がないのかポカンとしてる。
するとそこに若いスーツの男が走ってきた。
「…坊っちゃま!
翼坊っちゃま、どうされました?
ご主人様が探しておいでです。
有栖川様にご挨拶をと……って、あれ?」



