おじさん同士の会話を横で静かに聞くこと数十分…。 愛想よくニコニコし続けてたらだんだん顔が疲れてきた。 それにしても、なかなかいないものね。 素敵な御曹司… もちろん私の場合、※ただしイケメンに限る…けどね。 御曹司かつイケメンってなかなかいないのね。 はぁ〜… するとその時、 「…桃果ちゃん?」 聞き覚えのある声がして。 振り返ればそこには見覚えのある背の高い男が立っていた。 「あ、祐二くん…」