もうカタチだけじゃない、本当の約束。


大好きな彼からのプロポーズ。



「はい…っ」



私は涙交じりの声で、コクリと頷いた。



幸せ…。


翼くんのこと好きになって、本当によかった。


胸がいっぱいだよ…。



「幸せにする…。絶対に」



翼くんは私の涙を親指でそっとぬぐう。


そして、そのまま後頭部に手を回すと



「…んっ」



甘い甘いキスを落とした。



もうみんなが見てるとか、どうでもよくなっちゃう。


もしかして今私、世界一幸せなんじゃないかって、そう思えるくらいに幸せで。


ずっとずっとこの幸せに酔っていたいって思った。