「……」 こうして見るとなんの変わりもないように見える んだけど… 可愛げのない私はつい余計なことを言ってしまう。 「そ…そりゃ楽しいわよ。 だってやっとデートできたんだもん」 ぶすっとした顔で。 「翼くん最近なんか忙しそうで全然時間作ってくれなかったしねー」 なんて独り言みたいに横を向いて。 すると翼くんはうっ…とちょっと痛いところ突かれたような顔をしながら手をぎゅっと握ってきた。 「…ごめんってば」