翼くんも私の姿を見ると嬉しそうに笑う。 その笑顔がすごく優しくて。 そしてすぐに冷えた手を握ってきた。 「…わ、モモの手冷た。 今日寒いよな。大丈夫か?」 どきん…。 「…だ、大丈夫っ。 たくさん着込んできたし!」 翼くんの手が触れて、一気に体温が上がる。 「ていうか、今日なんか…すげー可愛い」 なんて、私の服装を見て。 今日はデートだからすごく張りきっておしゃれしてきたし、そこに気が付いてくれて嬉しかった。 「そ…そう?ありがとう。 まぁ一応、デートだからね」