【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。


だから結局、



「べつに…なんでもない」



なんて答えたけれど。


明らかにそうは見えなかったみたい。


翼くんはプイッと横を向いた私の頬に手を当てて、自分の方へ向かせる。


そして目を合わせると、



「…ウソだ、なんかあんだろ。

言ってよ。俺のせい?」



ーーどきっ。



だけど、

白百合さんとイチャイチャしてるから。

なんて言えるわけもなく…



「なっ、なんでもない…っ!」



その手を振り払ってしまった。


そしてブレザーのポケットに手を入れて、スマホを取り出そうとして。


…でも見つからなかった。



あれ、どうしたんだろう。


もしかして忘れた?