すると翼くんはきょとんとした顔で聞いてくる。
「え、あ、いや……。
べつに、なんでもないのよ…」
やだ、私何言ってるの?
これじゃ「実は昨日起きてました」って言ってるようなものだわ。
バカ…。
「ほんとに…なんでもない。
それじゃ…」
だけど私がそう言ってまた戻ろうとした時、
ーーグイッ。
急に後ろから首元をつかまえられて、
抱きしめられた。
「ちょっ…!」
きゃ〜っ!なによ急に…!
しかも翼くんはなぜかクスクスと笑っている。
なんでっ…。
「モモってやっぱ、嘘つくの下手だな」
…えっ?
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