翼くんはそのまましばらく静かに私のそばに座っていた。 まるで見守られているかのよう。 なんだかくすぐったい。 だんだんと寝たふりをするのも疲れてきて、いつまでこうしてるのかな、なんて思ってしまう。 すると彼はまた口を開いて。 「…モモ」 そう呟くとふいに私の手を握った。 思わずドキッとして体が反応しそうになる。 だけど、たぶん、セーフ…よね。 「昨日調子悪かったんだな…、ごめん。 モモ頑張ってたもんな」 なぜか謝られる。 べつに翼くんのせいじゃないのに。