【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。


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*

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「お嬢様、お嬢様」



数時間後。


たっぷり睡眠をとって少し熱が下がった私は、羽山の声によって起こされた。



「…んぅ……。なに?」



羽山はいつのまにか私の部屋にいて、軽く肩を叩いてる。



「お身体の調子はいかがですか?」


「んー…まだ眠いのよ。

もっと寝かせてよ」


「そうですか。

実は今来客がありまして…

お嬢様のことをぜひ見舞いたいとのことなのですが」


「えっ?」



なにそれ、誰かしら…?



「もしかして、詩織?」


「いいえ、黒瀧様にございます」


「…えぇっ!?」