「次、魔女と鏡のシーンいきまーす!」
そして鏡役の女の子と二人、問いかけのシーン。
みんなが見守る中、私の出番が来た。
正直こんなのやりたくない。
全然華やかじゃない役だし。
だけどそれ以上にさっさと終わらせて帰りたかった。
すぅ…と一呼吸おく。
そして、さっきまでのイライラを全て、演技に込めることにした。
「鏡よ鏡…この世で一番美しいのはだあれ?」
「…はいお妃様、それは白雪姫にございます」
「…っはぁ!?なんですって!?
アンタ壊れてんじゃないの!?」
「いいえ、あなたの義理の娘、白雪姫にございますよ」
ーードンッ!!



