【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。


渡された台本に目を通す。


するとちょっとコメディタッチなその台本は、セリフもかなり大げさで、ストーリーも少しオリジナル仕様となっていた。


…森に迷い込んだ王子の行く手を阻む魔女。


『ギャハハは!王子め、何をしに来た。

この先へは通さんぞ』


『むっ、お前はあの有名な森に住む悪い魔女だな!

そこを通せ!さもないと…!』


王子は剣を抜き、魔女と戦い魔女を崖から突き落とす。


…ウソでしょ。

翼くんに突き落とされるの?私。



そして王子は白雪姫を見つける。


『…なんて美しいんだ。

まるで眠っているかのようだ』


王子様の甘いキスで姫は目を覚まし…


『ここはどこ?私は誰?まぁ、あなたは…』


『やはり君こそ僕が探し求めていた人だ。

姫、僕と結婚してくれ』


『はい、王子様』


そして二人は抱き合って再び甘いキスを交わし……



「……」