【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。


だけどその日の放課後からさっそく、劇の練習は始まった。


監督役を任された眼鏡の相葉(あいば)くんが指揮を取る。



「えー、選抜の皆さん、今日は集まってくれてありがとう。

それでは本日より一年生の舞台劇、白雪姫の練習を始めたいと思います。

まずは顔合わせも兼ねて自己紹介を…」



私はナレーター役の詩織に説得されて嫌々ながらも参加したものの、いざ集まってみるとまた白百合さんがチヤホヤされててすごくイライラした。



「あ…、はじめましての方が多いと思いますが、今回白雪姫役をやることになりました、3組の白百合可憐と申します。

わからないことだらけですが、みなさんよろしくお願いします」



ーーおぉ〜〜っ!



優等生的な彼女の挨拶に、なぜか歓声が沸き起こる。


みんな初めて間近で見る彼女に見とれているみたいだった。


特に男子。


この前まで私のことをチヤホヤしていた男子までもが。



「…やべー、天使!」


「可愛すぎ!」