そして使用人の羽山に言いつけると自分はさっさと退場してしまった。 「やだっ…!ちょっとパパ! 待ってよ〜!!」 残された私と黒瀧翼はついに二人きり。 最悪…。 パパにはめられた…。 ひどい…こんなのって…。 私が軽く放心状態でその場に立ち尽くしていると、後ろからポンと黒瀧翼の手が肩に乗る。 「まぁ、仲良くしようぜ?」 「…っ!」 「まだ時間はたっぷりあるし」 「ど、どういう意味よっ!?」