「えっ?」 すると黒瀧くんは黒いカバーをつけたスマホを取り出して、なにやら画面をタップして。 「…んーとな、明日…。 明日なら放課後予定ないから大丈夫。 モモは空いてる?空いてたら俺ん家で一緒に勉強しねぇ?」 「…はっ?」 …ちょっと待って。 なんで急にそんな流れになるの? 「えっ、ちょっと待ってよ! そんな急に言われても…」 「ちょうどよかった。一回うちにも招待したかったし。 ダメ?」 「……」