私の唇にそっとキスを落として

耳を舐める。

首筋から鎖骨へと舌が這う。


膨らみにそっと触れて

……チクッと痛みが走る。

胸にキスマーク。


陽向は私の膨らみを弄ぶ。

いたずらに笑う彼。



「ん、うるさ、い」


「なにも言ってねーよ」



色っぽい顔が近づいて

唇が重なる。

いやらしい音をたてて

舌が絡む。



陽向はSだ。

私は、どちらかと言うとM。


でもSの人をいじめてやりたく、

なるよね?



形勢逆転して

私が陽向に覆いかぶさる。


彼のベルトに手をかけて

カチャカチャと外していく。



上目遣いで陽向の顔を見ると。


「……っ」


余裕のなさそうな、そんな表情。

楽しくてもっといじめたくなる。


「……っ、」


まだだめ。


「……」


「なに?待ってほしいんでしょ?」


そういって手で弄ぶと


「やば、」


いきなり陽向が起き上がって

またもや形勢逆転

陽向はにやっと笑うと

ぐっと圧迫感があって

快感に襲われる。


「はぁっ」


と、思ったら圧迫感がなくなる。



「どしたの、千尋?」


にやにやと頬を緩める陽向。

ぐっ。


「んんっ」



「千尋」


「陽向っ」


「「愛してる」」