これまでにないような深い深呼吸をして
息を整えた。

よし。


ガチャッ――――





「お!きたぜ!れいなちゃん!」


5人程いる中の1人のちびが発した声が
まるで合図のように。


そこにいた全員の視線があたしに向けられた。



「あの~…さっき友達に 屋上に行くように、と言われたんですが…」

「そう。俺が呼んだの。」

5人の中でも一際目立つ総長、尭羅さんが
薄く笑った。

なんでだろう?と思いつつ、