「…あんた それ、誰に言ってるの?? あたし、その話ついていけないんだけど。」 瑞月が本性を出し始めたその時、 野次馬達から、こそこそと 瑞月を非難する声が飛んできた 「黙って聞いてなよ。瑞月は飛勇我の姫、という名前が 欲しいだけだよね?」 「…なによ、あんたには関係ないわ」 「ん~、ごめんね?あたし、あんたの嘘のせいで飛勇我に裏切り者扱いされちゃったから あんたにもしっかり借りは返さないとね?」 また、野次馬たちからヤジが飛んでくる。