家に帰ると、兄が、心配そうに私をみた


紗良「そんな顔して、どうしたの?」

遼「お前、日に日に感情無くなっていっている気が、するんだけど‥」

びっくりした

本当の家族じゃ無い私の事をそんなに見てくれているなんて

思いもしなかった


心配なんて、かけられない

紗良「大丈夫
疲れているだけ」

遼「本当か?
なら、いいんだけど‥
それなら、早く飯食おうぜ」

今日は、唐揚げだった


美味しかった


でも、美味しいなんて、言えなかった


母「紗良?
何か学校で、あったの??」


父「何かあったのなら、言うんだぞ」


この家族には、凄くびっくりさせられる



本当の家族じゃない私にご飯なども作ってくれているのに


そんな心配まで、かけていたと思うと


自分が、情けなかった

紗良「大丈夫だよ
毎日楽しいよ」



母「そうなの?
それならいいんだけど‥」

父「小さい事でも、悩んでるならすぐに言うんだぞ」



紗良「ありがと」