偽悪役者

「静音、2人については良く分かった。今話してくれたことは、今回の事件に何か関連性とかは見付かっているのか?」



「ううん、分からない。けど、先輩達曰く、ヤクザの組員が莉央にぃと深緒ねぇを探してたらしい。ヤクザのことなんて2人から聞いたこともないし、見たことだってなかったんだけど。」



篠宮と要に話している最中も何かあるかと気を付けていたものの、これといって新たに思い出したことも気付いたこともなかった。



「ヤクザか…係長に聞いてみようか。元組対だって言ってたから。」


「ほんと!?先輩達も探ってる最中だって言ってたけど、元組対なら情報源としては鬼に金棒だよ!お願いっ!」



一課経由より、都澄経由の方が何かと融通も顔も利く。



「ああ。それと静音、一つ提案があるんだけど。」


「提案?」



良からぬことではないだろうが、何か企んでいる顔の要。



「事件が解決したら、逢沢莉央と逢沢深緒のお墓造らないか?」


「お墓…?」


「なるほどな。それは良い考えだ。どうせなら親御さんと同じところにしようか。」



篠宮は要の提案に賛成するが、静音は考え付かなかったのか目が点になる。