「来栖さん、そっち大丈夫ですか?橘が飛び出して来そうなの、視界の端っこで見えてたんですけど。」
「ああ、何とかな。会場内も問題ない。」
玲斗が戻ってすぐなだめたおかげで岨聚の機嫌は直り、会場内は再び和やかな雰囲気に包まれた。
橘も騒動を起こさず、来栖は溜め息と共にそっと息を吐く。
「柊~」
「情けない声出さないの。とりあえず、仕事して。」
「分かってる~」
来栖が怒っていないから態度には出ていないのだろうが、インカムから聞こえてくる橘の声はかなり腑抜けている。
「心配ありがと。抜けるけど、後よろしく。」
「了解~」
騒がれてはいないが岨聚の機嫌を損ねてしまう為、会場には戻ることが出来ないので後を橘に託す。
「静音、着替えてこっちに来てくれ。モニターなら大丈夫だろう。」
「了解です。」
タイミングを見計らったかのように、要から指示が来た。
「シノさんも椎名さんも、戻って大丈夫です。後は要さんとこにいますから。」
「分かった。風邪ひかないようにな。」
「こっちは任せて。」
静音は更衣室へ、篠宮と椎名は会場へと向かった。
「ああ、何とかな。会場内も問題ない。」
玲斗が戻ってすぐなだめたおかげで岨聚の機嫌は直り、会場内は再び和やかな雰囲気に包まれた。
橘も騒動を起こさず、来栖は溜め息と共にそっと息を吐く。
「柊~」
「情けない声出さないの。とりあえず、仕事して。」
「分かってる~」
来栖が怒っていないから態度には出ていないのだろうが、インカムから聞こえてくる橘の声はかなり腑抜けている。
「心配ありがと。抜けるけど、後よろしく。」
「了解~」
騒がれてはいないが岨聚の機嫌を損ねてしまう為、会場には戻ることが出来ないので後を橘に託す。
「静音、着替えてこっちに来てくれ。モニターなら大丈夫だろう。」
「了解です。」
タイミングを見計らったかのように、要から指示が来た。
「シノさんも椎名さんも、戻って大丈夫です。後は要さんとこにいますから。」
「分かった。風邪ひかないようにな。」
「こっちは任せて。」
静音は更衣室へ、篠宮と椎名は会場へと向かった。



