「あ、そうだ。卍擽先輩の処分ってどうなったんですか?来栖さん聞いてません?」
「なんで俺に聞く?仁科さんか厄塒さんにでも聞けばいいだろ。」
「え―、だって仁科さんは別の事件捜査中だし、厄塒さんには……わざわざ面倒くさい。」
興味がある割に行動するのは嫌らしい。
「減俸って聞いてるよ。係長が、向こうの課長に口聞いてくれたみたい。厄塒さんは納得してないみたいだけどね。」
卍擽の処分を寛大に済ませる代わりに、鏡鵺の罪は被害届も取り下げられたし穏便に。
椎名が又聞きした感じだと、そういうことらしい。
「係長も課長も甘過ぎる。……まぁ、鏡鵺のことに免じて今回は無かったことにします。」
「なんだその古めかしい言い方は。」
「確かに面白い言い方です。……甘いというのは同意見ですけど。タイミングが悪ければ静音が怪我をしていたかもしれないんだから。」
静音が許したから我慢出来ているものの、要の怒りは収まっていないようだ。
今回は自分よりも要の方…、3年前とは逆だと思いつつ、静音が中学を転校してもいいとアッサリ言った理由が判明してようやく納得出来たなと篠宮は笑うのだった。
「なんで俺に聞く?仁科さんか厄塒さんにでも聞けばいいだろ。」
「え―、だって仁科さんは別の事件捜査中だし、厄塒さんには……わざわざ面倒くさい。」
興味がある割に行動するのは嫌らしい。
「減俸って聞いてるよ。係長が、向こうの課長に口聞いてくれたみたい。厄塒さんは納得してないみたいだけどね。」
卍擽の処分を寛大に済ませる代わりに、鏡鵺の罪は被害届も取り下げられたし穏便に。
椎名が又聞きした感じだと、そういうことらしい。
「係長も課長も甘過ぎる。……まぁ、鏡鵺のことに免じて今回は無かったことにします。」
「なんだその古めかしい言い方は。」
「確かに面白い言い方です。……甘いというのは同意見ですけど。タイミングが悪ければ静音が怪我をしていたかもしれないんだから。」
静音が許したから我慢出来ているものの、要の怒りは収まっていないようだ。
今回は自分よりも要の方…、3年前とは逆だと思いつつ、静音が中学を転校してもいいとアッサリ言った理由が判明してようやく納得出来たなと篠宮は笑うのだった。



