「押し問答して揉み合ってるうちに岨聚は…。だけど、俺は後悔なんてしてない。当然の報いだ。岨聚も俺も。」
「なんでそこまで…岨聚とのことは自業自得のことなのに。玲斗もそうだけど、鏡鵺だって気にすることじゃ……」
意識不明の重体になることも、殺人未遂犯になることも、鏡鵺にとっては当然らしい。
ただ静音は、岨聚がしたことを受け入れてきた自分の責任だと思っている。
だから何も言わなかったのに。
「気にするよ。だって好きな女の子のことだよ。気になるでしょ。」
「好きって……まさか。」
「ああ。俺はお前が好きだ。昔からずっと。こいつが転校してくる前からな。」
観念したようにナイフをポケットに突っ込んで、ハンカチを差し出した。
「(これはいわゆる)」
「(三角関係だな。)」
「(モテるっていうのも大変ですね。)」
俗に言う、痴情の縺れというやつだ。
しかもかなり複雑な。
「(羮芻から聞いた、小中学校でのことを合わせると……)」
岨聚は玲斗が好き
玲斗と鏡鵺は静音が好き
正確にいえば四角関係だが、こんな感じだろうと、篠宮は頭の中に描く。
「なんでそこまで…岨聚とのことは自業自得のことなのに。玲斗もそうだけど、鏡鵺だって気にすることじゃ……」
意識不明の重体になることも、殺人未遂犯になることも、鏡鵺にとっては当然らしい。
ただ静音は、岨聚がしたことを受け入れてきた自分の責任だと思っている。
だから何も言わなかったのに。
「気にするよ。だって好きな女の子のことだよ。気になるでしょ。」
「好きって……まさか。」
「ああ。俺はお前が好きだ。昔からずっと。こいつが転校してくる前からな。」
観念したようにナイフをポケットに突っ込んで、ハンカチを差し出した。
「(これはいわゆる)」
「(三角関係だな。)」
「(モテるっていうのも大変ですね。)」
俗に言う、痴情の縺れというやつだ。
しかもかなり複雑な。
「(羮芻から聞いた、小中学校でのことを合わせると……)」
岨聚は玲斗が好き
玲斗と鏡鵺は静音が好き
正確にいえば四角関係だが、こんな感じだろうと、篠宮は頭の中に描く。



