「でも、鏡鵺は岨聚のこと、好きだったと思います。ずっと岨聚のそばにいたから。私と雅が玲斗と鏡鵺に恋愛感情が無いの、岨聚は分かってたみたいで、玲斗と一緒にいても私達には何も言いませんでした。」
岨聚の嫉妬の矛先は真っ直ぐ、静音にしか向いていなかった。
「…静音と同窓会で会うなんて思わなかったんです。中学は持ち上がりなんですけど、入って1年もしないうちに転校してしまって。」
「静音がいなくても以前のようにはなれなくて。表面上は仲が良いですけど、岨聚に対する恐怖心は今も心のどこかにあり続けてる。」
2人は自虐的な笑みを浮かべた。
しかし要達が冷静に話をしたおかげか、幾分か落ち着きを取り戻している。
「だから私達にとって岨聚は親友であり、支配者だった…」
「学校の先生も逆らえないほどでした。」
都立とはいえ、地元の有力者。学校の職員ぐらいなんとでも出来る力を持っていた。
「(だからか。)」
厄塒は納得した。
聞き込みの時の同級生達の態度。
たった一人のたった一言、一つの感情が起こしたこと。
しかし、その影響は15年以上経っても朽ちずに続いているのだ。
岨聚の嫉妬の矛先は真っ直ぐ、静音にしか向いていなかった。
「…静音と同窓会で会うなんて思わなかったんです。中学は持ち上がりなんですけど、入って1年もしないうちに転校してしまって。」
「静音がいなくても以前のようにはなれなくて。表面上は仲が良いですけど、岨聚に対する恐怖心は今も心のどこかにあり続けてる。」
2人は自虐的な笑みを浮かべた。
しかし要達が冷静に話をしたおかげか、幾分か落ち着きを取り戻している。
「だから私達にとって岨聚は親友であり、支配者だった…」
「学校の先生も逆らえないほどでした。」
都立とはいえ、地元の有力者。学校の職員ぐらいなんとでも出来る力を持っていた。
「(だからか。)」
厄塒は納得した。
聞き込みの時の同級生達の態度。
たった一人のたった一言、一つの感情が起こしたこと。
しかし、その影響は15年以上経っても朽ちずに続いているのだ。



