偽悪役者

18年前、静音は詠継祇ヶ丘小学校へ入学した。



新1年生、同じクラスには、



「私は何でも出来るのよ。少しは頼りなさい。」


お嬢様気質だが人を気遣うことが出来る、岨聚



「バッカじゃねーの!ほら、いくぜ!」


口は悪いけどとても明るい、鏡鵺



「あんたって…、本当にどんくさいわね。こっちだから。」


ハッキリ言う割に面倒見が良い、雅



「あのね…、一緒に行こう?」


大人しいのに世話好きな、琅提



良いとこも悪いとこもある、けれど優しいそんな人達。



静音は4人とすぐに友達になった。



「岨聚、折り紙しよう?」


「良いよ、凄いの知ってるから教えてあげる。」



「鏡鵺は走るの速いね。」


「おう、サンキュー!」



「雅、勉強教えて?」


「もー仕方がないなぁ。」



「琅提の作ったお菓子美味しいね。」


「ありがと。今度一緒に作ろ。」



2年生に上がるとグループも出来上がり、学校も放課後でも、静音は4人と共に行動することが多くなった。


親同士の付き合いも順調で、文字通り5人は親友となっていった。



3年生になり、玲斗が転校してくるまでは。