「そんなに気を使ってくれなくて結構ですー。大体、今更気を使われたって気持ち悪いだけですよ。特に、来栖さんと椎名さんには。」
悲しげに一瞬笑って、静音はいつもの年下キャラを全開にした。
「お前に気を使った俺が馬鹿だった。」
「いつもの柊だ!」
苦笑いの来栖とその横で凄く嬉しそうな椎名。
なんとも対照的な2人である。
「楽しそうでなによりだな、柊。」
「厄塒さん!?どうして本部に?」
「俺が本部に居ちゃ悪いか?」
「別に悪くはないですけど…」
突然現れた厄塒に静音は驚く。
「厄塒さんって、昨日の話に出てきた柊さんの所轄時代の先輩ですよね?」
「そうね。でも所轄の人が何の用かしら。」
「まさか柊に告白…」
「んなのは絶対にないと思うッス…」
幡牛と遁苺は至極まともな会話なのに、椎名の発言には羮芻も突っ込むより先に引いてしまった。
「理由は事件だからだ。」
「仁科さん!…事件って?」
「悪い知らせだ。」
一課の第ニ強行犯捜査、殺人犯捜査第5係の仁科(ニシナ)警部34歳の後ろから、神妙な面持ちの都澄·篠宮·要が続いた。
悲しげに一瞬笑って、静音はいつもの年下キャラを全開にした。
「お前に気を使った俺が馬鹿だった。」
「いつもの柊だ!」
苦笑いの来栖とその横で凄く嬉しそうな椎名。
なんとも対照的な2人である。
「楽しそうでなによりだな、柊。」
「厄塒さん!?どうして本部に?」
「俺が本部に居ちゃ悪いか?」
「別に悪くはないですけど…」
突然現れた厄塒に静音は驚く。
「厄塒さんって、昨日の話に出てきた柊さんの所轄時代の先輩ですよね?」
「そうね。でも所轄の人が何の用かしら。」
「まさか柊に告白…」
「んなのは絶対にないと思うッス…」
幡牛と遁苺は至極まともな会話なのに、椎名の発言には羮芻も突っ込むより先に引いてしまった。
「理由は事件だからだ。」
「仁科さん!…事件って?」
「悪い知らせだ。」
一課の第ニ強行犯捜査、殺人犯捜査第5係の仁科(ニシナ)警部34歳の後ろから、神妙な面持ちの都澄·篠宮·要が続いた。



