お姫様はメイド服!?

レオンは,使用人にカグヤの体を冷やせと指示し,自分の部屋に戻って行った。



『だから,あなたは嫌なのよ!
全てあたしに任せっ放しで!』

カグヤの母が,父に怒鳴っている。

『家の事をするのが,妻の仕事だろう!
毎日,家への金を稼いでいるのに…なんだその言い方は!!』

カグヤは,2人が揉めている部屋の外で,体育座りして泣いている。

『あなたなんて,もう知らないわ!!!!
離婚よ!!!!りこッ…』

パンッ!という音が,部屋に響いた。

父が,母の頬を叩いたのだ。

『止めて!止めてよ!』

カグヤは,涙を流しながら,2人の前に立った。

『母さんも,父さんも,喧嘩しないで!!!!』



「!!!!」

カグヤは,飛び起きた。
肩で息をしながら,顔を触る。
涙と汗で濡れていた。