「やっ!! 止めて!!」 ようやくキスを止めたので大きく叫び声をあげた。 もちろん口を片手で押さえられた。 もうダメかと思った時 近くに車が来た。 それに気付いた雄大の手が止まった。 「止めてっ!!」 と大声を出して、 力一杯雄大をけりあげた。 そして後ろを見ずに 全力で走った。 涙が… 震えが…… 止まらなかった。