「華…」 私はどれくらいそこに立っていたのだろう。 何分もの時間が過ぎるような感覚。 たった一瞬なのに。 「ゔぅ…」 私以外の声。よく見たら倒れている華の指先が微かに動いていた。 「華!」 駆け寄った私は、華の上半身を起こした。 すると、華は1つの薄紫色の封筒を差し出した。 その封筒には赤い血が付いていた。