お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜




そして、僕達は他愛のない話をした。





「明日もさ、ここで話さね?」






「え…?いいけど」






「約束なー!もう時間だから、日も暮れたし。」






そう言って、部屋を出て階段を降りる。








「楽しかった」






「また明日、な」






「うん!」






そう言って、僕は秘密基地を出た。







「光志…」






そう言って名残惜しそうな顔をした翔馬君を僕は気づいてない。





光志sideend