お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜





「ってこと」




全て、翔馬君から話されたけれど





未だにそれが本当かは…信じられない。








「って、信じれねえよな…」






頭をかき、困った様子の翔馬君。






「え、あ、えっと…」







戸惑いを隠せない。







夢が本当のも勿論なんだけれど、







その夢で助けた人っていうのが








立花君って…。










「そ、それは、本当に、本当の話なのかな…」







だって、立花君って、あの…立花君だよ!?





「まぁ、立花本人も今の様子じゃあ、覚えてねえと思うけど」








ですよね。